2002年1月公演

女神ワルキュ−レ海底行/ネオファウスト地獄変

2002.1.23〜28/1.31〜2.5 ザムザ阿佐ヶ谷

 ザムザ阿佐ヶ谷にて月蝕歌劇団の1月公演が上演されました。23日から28日に聖同盟「女神ワルキュ−レ海底行」、31日から2月5日には幻同盟「ネオファウスト地獄変」。「ネオファウスト地獄変」は、「女神ワルキュ−レ海底行」の続編ということで中2日での上演となりました(ご苦労様です)。前作には制服向上委員会から4名が劇団史上最も若いゲスト(13歳〜17歳)として、後作には長崎萠が客演しました。

 「ネオファウスト…」は萠ちゃんがすばらしい! 当て書なのか、萠ちゃんの可愛さと強さがよく出ていました。好きになってしまった人が自分を見てくれない、それでも尽くしつつ懸命に振り向かせようとする悪魔マイナス。でも悪魔ってもっとずる賢いんじゃないのか(笑)。こんな悪魔がド・レ・イになってくれるんなら魂だってなんだってくれてやるぞ、くぅ〜。それでも、登場時のいたずらっぽい雰囲気や、「地上の王になりたい。」と聞いた時の嬉々とした「うい、むっしゅう!」は悪魔だった。

 そして、そんなマイナスをサポ−トするアシスタントのマ−ク。こちらはスギウラユカが好演。この2人に全部持っていかれた感の芝居となった。それでもコミカルな味を出していた森永理科や、相変わらず憎らしい敵役の美里流李など、そしてもちろんもうひとりの主役麻田真夕も良かった。残念なのは、連続公演となったせいで、前作主演だった一ノ瀬めぐみが顔見せ程度で終わってしまったこと。

 スト−リ−は、1969年東都大学の教授田代は、悪魔と契約し、地上の王になろうと60年安保闘争に介入する。しかし神の見張りがついた少女石川理央に惚れてしまったことから、神と悪魔が戦うことに。途中には前作を観ていない人のために要約(?)も入る親切な作り(笑)、各所にちりばめられた小ネタ。共演者にも脚本にも恵まれたこの芝居は、文句なしに、「月光の不安」と並ぶ長崎萠の代表作と言えるだろう。

 さて話は前後するが、「女神ワルキュ−レ海底行」は、4度目の上演となるそうで今回は一ノ瀬めぐみが主演。敵役には野口員代。ゲストの内3人は女子挺身隊山下(吉田)、副井(河野)、戸村(松本)として、もう一人は飴屋の妹(片平)として出演。戸村は台詞が、「はっ!」しかなかった(涙)。

 スト−リ−は時間が前後するので、ややわかりづらい。1945年女子挺身隊12名は、18年前に沈んだ戦艦松島に積まれていた最終兵器を手に入れ16年前の七里ガ浜ボ−ト遭難事件を阻止しようと時間航海機で出発する。しかし…。全体にやや雰囲気が重かった。蝋燭踊りは無く血糊も控えめ(?)は、ゲストへの配慮か?

 劇場では、開場前には外で月蝕占い、客席では前作はワルキュ−レ占い、後作は全共闘占いとして御神籤が売られた。(マッチ箱以上にぼってる(謎))。また土日の公演後にはオ−クションがあり、サイン色紙やきつねの面、落書き、白鳥のボ−ド等が出典された。さらに前作の土日には、「ネオファウスト地獄変」の予告編(今回は本キャストで)の上演もありお得(笑)。ただしエンディング曲は平日しか歌わない。両方行かなきゃ!

  客席は少々居住性が悪いが、最近見かけなくなった人が観に来ていたりして(笑)、なかなか楽しい6日間だったようだ。次回公演にもSKiが参加の予定とか。今年も「取り込まれました」が流行るのでしょうか(^^)?

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