「猫又毛七不思議」朗読ショー(6回目) 

伊藤嘉代子
2002.4.27 カフェバー「La Rue」
 4月27日に自由が丘のカフェバー「La Rue」にて、恒例の「猫又毛七不思議」の第6回目の朗読ショーが行われました。GWの始めにも関わらず、多くの方が見に来ていました。

 冬木先生が席に着くと、ドリンクを持って案内人の渦巻悦子(水川楓さん)が登場。「とろい娘の歌(仮題)」を歌い、携帯の番号を書いた紙を先生に渡そうとしますが、受け取りを拒否する冬木先生であった。間もなくして語り部の徳満シスターズが登場。今回は長女の色香(かこちゃん)と初登場となる四女の甚深(じんじん・晴田ひかりさん)の2人で、三女の善哉は病気で休んでいるらしい。四女の甚深は悩みがあるらしく、頭痛がひどいらしい。

 今回のお話は「夢見橋の正直者」というお話。味噌屋のしょうきちが夢の中でインビリゲッタから「夢見橋へ行けば、とっても良い事がある」とお告げを受け、半信半疑ながら夢見橋へ行き宿屋のなおすけという人と出会います。彼の杉の木の下に小判が埋まっているという夢を買い、さらにお金持ちになったらべっぴんの娘を嫁にもらえるとなり、一生懸命掘って小判を探し当てたが、実はなおすけとの出会いは夢で、お金持ちになる事よりも、嫁が欲しかった事が本当に夢見ている事であったと気付きます。しかし出てきた小判は本当で、後に猫又毛山から来たお万という女性と結婚して幸せになるという、怪しげな夢の中に、真実の夢が潜んでいるというお話でした。

 朗読後、甚深の頭痛を治すために、冬木先生がたくさん持っているという夢を一つ買う事になり、その夢が再現されました。その夢は月野林子(田中菜葉さん)が冬木先生の押し掛け秘書となった夢で、林子の姉の月野森子(コジマユキさん)が登場します。その夢のおかげで甚深の頭痛が治りますが、林子と甚深のどちらを秘書にするのか問い詰められる冬木先生であった。

 最後に出演者の紹介と、質問コーナーをやって終了しました。いよいよ来月で最終回となってしまいますが、最後にお楽しみ企画などを用意しているらしい。また月蝕の舞台と重なっているにも関わらず、ある秘策を講じて、かこちゃんは来月も朗読ショーに出るそうなので、お時間のある方はぜひとも見に行きましょう。

HOMEへ MENUへ