5月25日に自由が丘のカフェバー「La Rue」において「猫又毛七不思議」の第7回の朗読ショーが行われました。当日はかこちゃんが月蝕歌劇団5月公演への出演があるため、どうなるか注目を集めました。会場に着くと冬木先生が対応に追われていました。月蝕の公演と重なりほとんど来ないと思っていたそうで、今回の朗読ショーの開催を辞めようと考えていたらしい(^^)。そんな不安をあざ笑うかのように大勢の客が集まりました。
今回は四女の甚深が登場、なんと色香は毬絵おばさまの怒りに触れたため、テープレコーダーに幽閉されてしまったらしい(^^;)。幽閉されながらも色香は最後の話「鏡塚の売れ残り」を甚深と共に朗読します。色香と甚深との台詞に若干の間が出たのはご愛敬という事で(^^;)。
内容は、これまでの話に登場した3人姉妹の、お百、お千はすでに嫁に行き、1人取り残されたお万が、収穫した柿を迷いこんだ旅人に分け与え、残った柿を食べようとした所、その柿からインビリゲッタが現れ、お万の願いを叶えるという物。前回の朗読「夢見橋の正直者」の続きとなるお話で、正直者のしょうきちとお万の馴れ初めが中心で、残り物には福があるという事をテーマにしたお話でした。朗読後、冬木先生は甚深から語り部の夢蔵にならないかと誘われ、その契約書にサインをする所で月野林子に連れ去られるという所で第1部は終了。
15分後第2部がスタート。舞台が月野屋旅館になり、林子に連行されて冬木先生が登場。林子の姉の森子が登場し、林子の前世がお百である事、そして林子によって朗読療法を施され、あたかもその話があったかのように感じるようになっている事を告げられます。そして「とめ蔵が来た」を歌いながら、月野密林が登場。実は密林は渦巻悦子で、とろい娘のフリをしていたらしい。そしてインビリゲッタの正体について語り始めます。
実際にあった話で、冬木先生は数年前に胆石の摘出手術をしたそうで、その時に摘出された胆石が実はインビリゲッタが何らかの形で乗り移った物なのだそうだ。そして冬木先生の体内には、まだインビリゲッタの力が残っているらしく、その力が冬木先生に「ゲテモノの木」を書かせているらしい。そして、冬木先生が語り部「夢蔵」になると徳満シスターズが、「ゲテモノの木」を書くと林子が長者になるという事がわかった所で全てのお話が終了。
出演者の挨拶があり、かこちゃんは吹き込んだテープから。でもそのテープでもトチったりしているのがかこちゃんらしい(笑)。