10月10~15日に大塚萬スタジオにて月蝕歌劇団10月公演「メトロポリス~遣欧少年使節篇」が上演されました。今回のゲストにSKiから宮本リエ(1期生:宮本理枝子)が出演しました。今回の劇は、戦国時代にロ-マへ渡りキリスト教弾圧の日本へ帰国した少年たちの物語。リエちゃんは6人の少年の一人・原マルチノを演じました。立ち回りや二刀流など見せ場も多かったです。一方、一ノ瀬さんは弾圧される宣教師として逆さ吊りなどを熱演しました。今回はスト-リ-がわかりやすかったと評判でした(笑)。劇中劇もあり、7時間の上演時間もほんの一瞬でした(笑)。
楽日には恒例のオ-クションが行われ、日本刀、見世物小屋のポスタ-、掛軸、ステンドグラスが競売された。あれ?イソポのお話の面が欲しいのに(蜘蛛キボンヌ)。日本刀を競り落としたお客さんは、帰り道に職務質問されたらどうしようと不安そうでした(笑)。無事帰れたかな?
13・14日にはこちらも恒例となったコンサ-トも行われ、出演者達の歌声が響きました。MCでは、保鳴美さんは入ったばかりの94年に、やはり連続公演があって、あの時は平気だったのに今はもうへとへと。今より裏方とかたくさんあったはずなのに。これって…年のせい?と裏話。う~ん、人事じゃないかも(^^;)。しばらくお休みの森永理科さんも、コンサ-トMCには顔を出しました。来秋の阿倍晴明で復帰予定だそうだ。みんなあいかわらず、しゃべりは不得手のようですね(笑)。今後の課題かな。
しかし、メトロポリスコンサ-トと言いながら、メトロポリスの劇中曲は無く、前作や前々作の曲が主だった。リエちゃんは、5月に文香ちゃんが演った松葉杖を持っての踊りを披露。萠ちゃんは「悲しき天使」に新しい詞をつけて歌いました。後半はやっぱりマイナス様。しかし、マ-クは契約が切れるそうで5月の再演に向けて新しい下僕を募集中だそうだ(^^)。12日にはコンサ-トの公開ゲネプロが行われたが、あまり告知もなかったようで、お客さんは20人程。PANTAさんは、公開なのは知らなかったようだ。
酉の日 見せ物小屋
2002.11.1・13・25及び各前夜 新宿・花園神社
月蝕歌劇団
11月の酉の日には、商売繁盛の願を掛けて市が起つ。今年は月蝕歌劇団がそこへ参戦。見世物小屋を出店しました。何より驚いたのが、今回は事前に作られた幕と出し物が一致していたことである(笑)。この幕はメトロポリスの時にはできていたから、なんと1ヶ月前には出し物が決まっていたことになる。おそるべし~。見世物小屋と言えば、怪しげな口上といかにもインチキな出し物であるが、果たして? 個人的には「親の因果が子に報い、かわいそうなのはこの子でござ~い。」なんて口上が欲しかった(笑)。それでも臨機応変、さまざまな口上で小屋に入らなくても楽しめる(爆)。
司会は小西さん。楽しいトークでステージを盛り上げます。まずは河童のミイラ。大阪のお寺から借りてきたもので、あやめヶ池にいたものらしい。続いてバリニャーノ松本の「人体交換術」。箱の中の美少女と入れ替わるマジックが披露されました。お次はシャム双生児のホルマリン漬け。死産なのに産声が聞こえるという謎も…。元状況劇場の大久保さんがゲストで参加、ホリマリンがとび逃げ回るお客さんでした。4番目は歌謡ショーならぬ火謡ショー。セーラー服姿の劇団員が5人でローソク持って踊り、最後に火を噴くショーでした。最後はタコ娘のおはなちゃん。初日はおくにちゃんだったような…。以上の約20分で1セット。お代の¥800は見てのお帰りということで、客の入りに波はありましたが深夜まで賑わっていました。