~戦後60年記念集会・いぎナシッ!?~

「日本を元気にした詩」

2005.8.13 16:00 日比谷野外大音楽堂

 8月13日に日比谷野外大音楽堂にて「日本を元気にした詩」が行われました。総合司会を伶奈ちゃんが担当。この公演は戦後60年をテーマにそれぞれの表現方法にて披露して頂き、ある時間を共有し考えるのも良いのでは、という企画だそうだ。まずはPANTA&中川五郎 with SKiが登場。『理想と現実』を披露します。この曲がきっかけになってこのイベントが決定したらしい。意気込みを聞かれて「蚊が多い」とPANTAさん(^^)。客席からも拍手とは違う音が響いていたようだ。蚊に負けないように頑張るとのことでした。いつものSKiモードのPANTAさんでしたが、頭脳警察目当てのお客さんを前に大丈夫でしょうか(ぼそ)。中川さんは戦後4年の夏に生まれたとあって特別な季節のようだ。でも60年経って日本が8月の大きな意味が薄れてきているとのことで、こういう集まりが出来た事を素晴らしく思うそうだ。

 そのまま橋本・河野・松尾の3人が残り、星川・片平を加えてSKiの出番です。今日は5名だが、普段は10名で活動しているとのこと。あれ…? まずは『アメリカ』を熱唱。ベトナム戦争は、実は抗米戦争だったことに驚いたそうだ。続いて『恋のバカンス』。この曲も日本を元気にした曲と、美香ちゃんと真冬ちゃんが熱唱しました。3曲目は『まぁまぁ』。汚職や贈賄をテーマにした曲だったようだ。今回は政治などの不信や不満をテーマに選曲したそうですが、最後は未来への夢や希望を持って『地球に愛を』を歌ってSKiのコーナーは終了しました。

 次のアーティストの準備時間を利用してトークコーナー。第一弾は福島みずほ党首とはしもとみかさん。二人は福島さんが議員になる前の弁護士の頃からのお知り合いだそうだ。衆議院が解散総選挙になって福島さんは大忙しのようです。小泉政治や憲法9条について力強く語っていました。時々『理想と現実』を口ずさんでいるようで、理想と現実をくっつけるべき元気にやっていきたいと豊富を述べて後にしました。

 続いて中川五郎さんが登場。『男の陰に女あり』他3曲を披露。『30歳の子供』では30歳から100歳までを熱く叫んでステージを飛びまわります。トーク第2弾は高取さんと真冬ちゃん。でも話が噛み合っていなかったような。妙な雰囲気で終了しました。

 4組目は早川義夫さんと佐久間正英さんのユニットのセ・シアン。『この世で一番キレイなもの』他3曲をmcなしに熱唱します。この頃から雷鳴が響き始め、PANTAさんとピーター・バラカンさんのトークが始まった頃にはついに雨が。「雨男の俺が謝ります」とPANTAさん。見事に合わせたように降り出しました。ずぶ濡れになって、ウッドストックのノリとか。

 5組目は町田康グループ。雰囲気ががらっと変わって女性ファンが総立ちに。雨で避難したお客さんと入れ替わってダンスアリーナに変わっていました。トーク第4弾は藤井誠二さんと宮代真司さん。最近のメディアの話や護憲について語っていました。雨も止んで6組目は遠藤賢司さん。『歓喜の歌』から次第に激しくなっていきます。ギターを弾きながらドラムを叩くという技も披露。最後のトークは小西克也さんと中川五郎さん。教科書問題等を取り上げていました。

 最後は頭脳警察。辺りはすっかり暮れて照明にPANTAさんが浮かび上がります。やっぱりロッカーモードのPANTAさんは硬派ですね(^^)。会場が総立ちになって盛り上がりました。そしてアンコールではハープに遠藤賢司さん・コーラスにSKiが加わって『コミック雑誌はいらない』を熱唱。熱気に包まれた会場が揺れていました。

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