~アイドルジャパンレコード10周年記念ツアー 第1弾~

“PANTA&中川五郎 with SKi”in大阪  

2005.10:26 19:00 大阪・Knave(ネイブ)

中川五郎・橋本美香・松尾真冬・PANTA プロ野球の日本シリーズも大詰めで厳戒態勢が引かれた10月26日に、大阪のライブハウスKnaveにて「PANTA&中川五郎 with SKi in 大阪」が行われました。『西暦200X年』を歌った後にメンバー紹介。SKiからは美香ちゃんと真冬ちゃんが登場。当初メンバーだった伶奈ちゃんが卒業したため二人になってしんみりムードが漂います。代わりにギターで伊東正美さんが参加して、PANTAさんと中川さんを加えて異色な組合せと紹介されていました。このユニットは、都議選に出馬した知り合いの方のイベントで歌う事を切っ掛けに誕生したと説明があって、2曲目の『理想と現実』を熱唱しました。ちなみに中川さんは理想派で、PANTAさんは現実派だそうだ。

 続いてSKiのコーナー。二人は大阪と言えばたこ焼きとお好み焼きが思い浮かぶそうだ。他には道頓堀から阪神タイガースの話題が。この日も負けムードでまたしてもしんみりモードに…(^^;)。話題を変えてグループ説明。SKiが誕生したのは真冬ちゃんが5歳頃の時で、息の長い活動をしています。880曲あるレパートリーには中川さんやPANTAさんの曲も入っていて、中でもPANTAさんはすごく可愛いメロディーや歌詞で人気のある曲が多いと説明して持ち上げます(笑)。

 1曲目は『この世で一番キレイなもの』を披露。この二人でアルバムを出すと真冬ちゃん。今日は初売りで物販コーナーにあるそうだ。完成が間に合って良かったですね(^^)。続いてボランティア活動について。施設に訪問したことがあるかを客席に問いかけます。一度だけではなく何回も来てくれる事が嬉しいそうなので、訪問する事があれば何度も行っていただければと真冬ちゃん。2曲目は『お墓参り』をしっとりと。いつもよりも感情が籠もっているようでした。

 続いてプレゼントコーナー。賞品は渋谷で上演される映画「アイドルたち」の招待券だそうだ(^^;)。「遠い所で行われますが」と美香ちゃん。そこで上演前に行われるトークショーに出演する旨が紹介されました。3択のクイズで、今までに紹介された制服の数を。ボケることなく一発で正解になりました。ここは大阪なのに…(ぼそ)。

 3曲目はPANTAさんが作曲した『小さな私』。続いて今後の予定が。東京で行われるコンサートが告知され、「東京へは電車で3時間」と真冬ちゃん。突っ込まれて「新幹線は暖かいので」と意味不明な発言も。どうやら快適に来れると言いたかったようだ(^^;)。コーナー最後は『もっともっと』で盛り上がって終了しました。

 続いて中川さんのコーナー。中川さんは大阪の香里園生まれで、10代の頃にアメリカのロックンロールに影響されて歌い続けて35年とのこと。まずはずっと歌っている「カム・トゥ・マイ・ベットサイド」を披露。昨年26年ぶりに出したアルバム『ぼくが死んでこの世を去る日』も紹介されます。ライブしか手に入らない…ではなく、手に入りやすいので興味がありましたらと中川さん。その中に入っている『90センチ』を熱唱します。叫びすぎて咽せてしまい、喉を潤わそうと缶ビールの栓を開けます。すかさず客席から「乾杯!」の声が掛かっていました。

 60年代に関西からフォークが広まり始めたそうだ。その当時から一緒に活動していた高田渡さんが先日亡くなり、あってはならない事が起きた感じになっているらしい。その高田さんが歌っていた『告別式』を披露しました。50代半ばの友達が亡くなる事が多く、自分が死ぬとしたらどんな風に思ってくれたらいいかと思って作った曲の『僕の遺書』を最後に熱唱して中川さんのコーナーは終了しました。

 続いてPANTAさんと伊東正美さんが登場。自己紹介で所属は頭脳警察ですとPANTAさん(笑)。中川さんとユニットを組んで、フォークも良い物だなと感じてきたそうだ。昔は内田裕也さんの影響で敵対関係にあったとか(^^)。まずは『GOD』を熱唱。16歳の事からフランスギャルが好きなPANTAさん、最近はフランスの女の子好きと誤解される事があるらしい。すかざず「それもそうだけどね」とちゃかす伊東さん(笑)。そんなトークの合間に譜面代の高さを調節しようとしていましたが、なかなか上手く出来ずにスタッフが駆け付けます。するとあっさりと動いて「イッツマジック!」と驚くPANTAさんに爆笑が起きます。

 準備も終わって伊東さんとフランスギャルの「ディエゴ」を熱唱。時間が短いのでしゃべらないでどんどん曲をとPANTAさん。『35番街のキャサリン』『落ち葉のささやき(完全版セリフ付き)』を披露します。途中で汗で滑ってピックが飛んで行ってしまい、「ピットインしました」と滑り止めつきのピックに交換。続けて『プラハからの手紙』を歌ってセッションに入ります。

 美香ちゃんと真冬ちゃんが加わって4人で4声コーラスに挑戦。「ボロボロになると思いますが」と前置きをして(^^;)、『フロイトは大嫌い~イフゲニア』を披露。どうにか歌いきり「試験合格と言う事で」との美香ちゃんに、「誰も言っていない」と厳しいPANTAさん。「合格下さい」と甘える真冬ちゃんでした。サーカスみたいにやりますか?とPANTAさん。4人で「MMMP」というユニットが誕生したようだ。続いて伊東さんのユニット「謡象(うたかた)」でPANTAさんが好きな曲の『海とりんご』を披露。伊東さんが奏でる綺麗なメロディーにしっとりと歌われ、お客さんも酔いしれていました。

 次は中川さんとSKiコーナー。大阪では春一番コンサートというのが服部緑地の野外音楽堂が行われていますが、ウッドストックに憧れて始まったらしい。そのウッドストックを偲んだ曲『我が心のヤスガーズ・ファーム』を熱唱しました。続いて何度か一緒に歌っている『男の陰に女あり』。男のために犠牲になった女の人がいる事を歌った曲で、中川さんは反省を込めて歌っているそうだ。これを聞いてみなさんも反省してくださいねと美香ちゃん(^^)。独特の節で歌う中川さんに一生懸命ハモリを合わせる二人でした。

 続いて中川さんとPANTAさんコーナー。まずは『BIG SKY』で盛り上がります。訳すのが難しいので勝手に歌詞を付けたと中川さん。訳詞と言えば最近ボブディランの訳詞集を出したそうだ。352曲で702頁もあるらしい。ボブディラン絡みで印税率が低いのでよろしく!と宣伝していました(^^)。2曲目は『さようなら世界夫人よ』。前の曲でギターの弦を切ってしまった中川さん、横に置いてあった美香ちゃんのギターを何気なく借りて演奏していました。

 最後は全員で『サンフランシスコ・ベイ・ブルース』『時代は変わる』を披露。ゲイ・ブルースでは無いですよと余計な解説をするPANTAさん(笑)。時折チラッと美香ちゃんの視線が中川さんを捕らえます。やっぱりギターが気になるのかな(^^;)。最後は『スタンドバイミー』『靴が一足あったなら』を熱唱して終了しますが、鳴りやまない拍手に再登場。『ALL MY LOVING』でアンコールに応えます。感謝の言葉を述べて締めている真冬ちゃんを遮ってもう一曲ギターを弾き始めるPANTAさん(^^;)。ラストは『Johnny B. Goode』で盛り上がって終了しました。

 終演後は真冬ちゃんから記念撮影会の案内があって驚くお客さん。「PANTAさんともツーショットで撮れるんですよ」との説明に「すばらしぃ~」と感動の声が客席から響きます。ちょっとやりすぎかな(笑)。でもその甲斐あって、地元のお客さんも列に加わっていました。

~アイドルジャパンレコード10周年記念ツアー 第2弾~

“PANTA&中川五郎 with SKi”in京都  

2005.10:27 19:00 京都・都雅都雅(とがとが)

中川五郎・橋本美香・松尾真冬・PANTA 翌日は京都の都雅都雅にて行われました。登場していきなり「ヘレンで~す。」(橋本)、「メリルで~す。」(松尾)、「二人合わせてヘレンとメリルで~す。」と自己紹介。「……?」と固まってしまうお客さんでしたが、後で二人から聞いたところによるとSTART前に流れていたBGMを歌っている人達のことらしい。登場直前に高橋プロデューサーから突然指示されたとか(笑)。なんにせよ、お客さんの注目を浴びたところで『恋のバカンス』を熱唱しました。

 続いてPANTA&中川五郎 with SKiで『西暦200X』『理想と現実』を披露。この後の構成は大阪と一緒です。SKiのコーナーでは『風に吹かれて』『お墓参り』『初恋の並木道』『恋のフーガ』を披露していました。

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