〜恵比寿一丁目劇団 第4回公演〜

BS・FIR-STAR・HOSPITAL

2008.9.27・28 銀座小劇場

 9月27・28日に銀座小劇場にて恵比寿一丁目劇団 第4回公演「BS・FIR-STAR・HOSPITAL」が上映され、元7期生の河野未佳ちゃんが出演しました。ご主人様が快適な闘病生活を過ごせるようにと、メイドカフェのシステムを取り入れたサービスを行っている病院を舞台にした物語。この病院の看護師はメイドナースということで、メイドの衣装が制服です。指名制度が柱になっていて、好きなメイドナースを選べることに。人気のあるメイドナースを指名すると待ち時間が長くなりますが、診療ごとにポイントが貯まってゴールドカードになると最優先されるとのこと。そのために健康でも来院する患者さんが多いらしい(^^)。メイドを紹介するイベントの「Maid Nurse's On The Cafe」も月1回行われているとか。是非通いたい(爆)。そんな病院にメイドナースとして園田あきな(谷ちあき)がやって来ます。国立病院で医療事故があり、その真相を遺族に告白したために追放されるように辞めてきたとのこと。当然この病院のシステムにも疑問を持って、医師たちと対立していきます。医療の資格を持たない看護師の立場に悩む園田ちゃん。担当していた患者の森山つよし(津田正広)にガンが発見され、物語は急展開。苦しみながらも最後まで生きることに望みをつなぐのか、余命を楽に過ごさせるかで、対立が深まります。人間としては奇跡に掛けたいが、メスを握る医師としては奇跡に頼るわけにはいかないという葛藤に苦しむ虎玉先生(井本みさお)。それでも最後まであきらめたくないという園田ちゃん。病院を次いだ経緯で、意地をはらずに話し合う大切さを語り、苦渋の選択をする竜巳院長(国崎誠)。病気をきっかけに離婚寸前だった森山夫婦も会話を取り戻し、充実した余命生活を送ることとなりました。

河野未佳 前半はコメディータッチなドタバタ劇でしたが、後半はシリアスな劇になり、涙を浮かべるお客さんが続出したようだ。未佳ちゃんは、受付担当のうさぎちゃんを演じます。患者さんを通して病院のシステムやメイドさんたちを紹介したり、院長の秘書的な存在で笑いを取ったりと、進行に欠かせない役だったようだ。が、キレる場面もふんだんに盛り込まれて、今回も地でやっているとの声があったような(^^)。千秋楽のあいさつで、この舞台に出演できて、いろいろなことに成長できたと思うと未佳ちゃん。この脚本を書いた座長の国崎さん、「実際はメイド趣味じゃないですから」と一言ことわりを入れます。「あえて触れるからあやしい」と逆効果になっていたようだ(^^;)。各回とも終演後は物販購入者にツーショットチェキ撮影が行われました。患者になりすまし、「イ」「タ」「イ」のマスクを付けたお客さんに「懐かし〜」と叫ぶ未佳ちゃんでした。

HOMEへ MENUへ